【京丹波でたけのこ掘り】GWに味わう“日本の原風景”

 
今年のゴールデンウィーク、わが家はちょっと特別な1日を過ごしました。

今年は、友人のご実家がある京丹波にお誘いいただき、「たけのこ掘り」にチャレンジしてきました。

■予報は雨…でも当日はまさかの快晴!

 
1週間ほど前から、当日の天気予報を毎日欠かさずチェック。予報では当日は「雨」。GWの中でも天候が不安定と言われていた日で、正直、不安でした。

でも、当日を迎えると現地の天気予報は、晴れ、時おり雲がかかる程度とのこと。“これはもう、たけのこ日和!”と、家族全員ウキウキした気分で家を出発しました。


■高速回避で、のんびり山道ドライブ

 
GWといえば高速道路の大渋滞。でも今回は、「下道ルート」を選択。自宅から京丹波までは約2時間半。ゆったりと山間をドライブする旅になりました。

途中、ぐねぐねと続く峠道を越えていくと、次々とすれ違うのは、ツーリング中のバイカー。普段、街中ではなかなか見かけないような大型バイクや、10台以上のバイカーたちに、息子は「うわあ、かっこいいー!」と大興奮。

こういう一期一会の風景に出会えるのも、下道ドライブの醍醐味ですね。

 

■京丹波の自然に囲まれた、川沿いの小牧場へ

 
目的地に到着したのは午前10時。今回、一緒にたけのこ掘りに参加するもうひと家族との合流を待つ間、私たちは近くの小さな牧場へ。

川のせせらぎが心地よく響くその場所では、ポニーや山羊たちがのんびりと草を食べていました。柵越しにポニーにエサをあげたり、山羊の鳴き声に驚いたり。息子はさっそく「写真撮って!」と、動物たちとの触れ合いに夢中になっていました。

 

■たけのこ掘り体験スタート!

 
全員が集まったところで、友人のお父様が竹林のある山へ案内してくれました。

木漏れ日が差し込む竹林は、風が吹くたびに葉がさらさらと揺れて、まるで別世界に来たかのよう。「この辺りをよく見てみて」と教えてもらいながら、鍬を手に、みんなでたけのこ探しスタート!

最初はなかなか見つけられずに苦戦しましたが、だんだんと目が慣れてくると、土の中から顔を出す「たけのこの頭」を見つけるコツが掴めてきます。息子が見つけた1本目を鍬で掘り出したときは、まるで宝物を発掘したような喜びようでした。

1時間ほど作業して、収穫したたけのこは大小合わせて10本以上! 満足そうな私たちの笑顔に友人のお父様も大変喜んでくれました。

 

■牧場に戻って、BBQ

 
作業を終えて再び牧場へ戻ると、BBQ場にはすでに火が入れられており、ジュウジュウとお肉が焼ける音が。

友人が用意してくれた地元産のお肉や野菜は、どれも新鮮でジューシー。

自然の中で、野鳥のさえずりを聞きながら、家族や友人たちと語らいながら食べるごはんの美味しさは、都会ではなかなか味わえないものです。

 

■川遊びに乗馬体験…思い出がいっぱい!

 
お腹いっぱいになった後は、川で石投げをしたり、牧場で乗馬体験をしたりと、子供たちは遊びの時間へ。

人生2回目の馬の背に乗った息子は最初ちょっと緊張していましたが、慣れてくると「もう1回乗りたい!」と笑顔に。

 

■最後はお寺で鐘つき体験まで

 
夕方、日が傾き始めた頃、友人が「ちょっと寄っていこうか」と案内してくれたのは、なんとご実家の向かいにあるお寺。

このお寺では、陽が長くなる4月から鐘をつく時間が午後5時から午後6時になるそうで、お寺に寄らせてもらったのは、6時5分前。住職様のご厚意で、私たち家族も鐘つきを体験させていただけることに。

澄みきった空気の中、ゴーン…と響く鐘の音。その深く静かな音は、心の奥まで届くようで、息子も真剣な顔で鐘をついていました。

鐘をついた後も子供達は、お寺の名物犬・柴犬の『ココちゃん』と30分ほど遊ばせてもらい、普段はなかなかできない“和の体験”に、大人も子供もすっかり心が洗われました。

 

■都会からたった2時間半。満たされる“日本の原風景”

 
京丹波で過ごした1日は、まさに「日本の原風景」に触れる旅でした。

たけのこ掘り、動物との触れ合い、BBQ、乗馬体験、鐘つき…。どれも普段の生活ではなかなか体験できないことばかり。息子の目は終始キラキラと輝き、私たち夫婦にとっても、心に残る忘れがたい1日となりました。

日常の喧騒から少し離れて、自然の中で過ごすだけで、こんなにも心がリフレッシュするなんて。都会からたった2時間半の場所に、こんな素敵な“非日常”があることを、あらためて実感しました。